24.恐怖大丈夫？あなたも正義中毒者？

今日がはじまりました、スケキヨです。

世界一受けたい授業にて、「正義中毒」について、名付け親でもある中野信子先生が語っていました。

正義中毒に陥ってしまわないように気をつけて生きたいと思い、また正義中毒になりかけていたと思うところもあったので反省の意味も込めて、今回は「正義中毒」をとりあげていきます。

(はじめに)

「正義中毒」とは、「自分が絶対に正しい」と思い込み、自分の考えに反する他人の言動に対し、“許せない”という感情が沸き上がり、正義とはいえ過剰に相手に攻撃的な言葉を浴びせ、叩き潰そうとすることを脳科学的に表現した言葉のことです。

(SNSの普及が正義中毒者を増やす)

「SNSでは考え方などが似た者同士で繋がることが多く、自分が欲しい偏った情報だけを受け取りがちに。
同じ思考の人といる時、幸せホルモンの1つオキシトシンが分泌されるので、とても心地よい状態です。
そこに自分の考えに反する意見があると、脳の前帯状皮質が反応して嫌な気持ちになります。
その嫌な気持ちを早く消したいがために、相手を積極的に攻撃してしまうのです。」

(スケキヨの反省タイム)

私スケキヨも、先日、知人と価値観の違い(社会的に良くないとされていることをするかしないか)により衝突したばかりなので、自分事として受け止めました。

自分が欲しい・知っている偏った情報を受け取り、それを一方的かつ攻撃的に伝えることをまさにしていたのです。

自分が知っていたはずのその人は、いつの間にか成長？していて、自分の知らない・なってほしくない人になっていたのです。かなり遠い存在になっていました。

たぶん、それが私には受け入れられなかったのだと思います。それで、自分の意見が正しいのだと一方的になり、ガンガン攻撃してしまっていました。感情的にならないように、論理的に伝える努力はしました。

その人のことをカテゴライズしてしまうことが良くないことであるのは私も反省しなければならないことだと思います。

でも、ギリシャ哲学でも伝えられてきた「善く生きる」を実践したい私からすると、今回の衝突は起きてもやむを得なかった、という結論になります。

その上で、相手に伝えるときは攻撃的でなく、落ち着いて理解し合おうとする姿勢を忘れないことが必要だったのだと気づきました。

ネットになると匿名であるということが味方して、また直接会話をするわけではないため、攻撃的で偏った考えをぶつける人が多数存在します。ネットを利用する上でのリテラシーが不足しているというより、そもそもの道徳心が足りてないということも考えられます。

私も直接ではあれど、攻撃的で一方的な主張をしてしまったこと、また正義中毒になっていたのではないか？を反省しなければなりません。

(正義中毒を疑う危険なサインとは？)

正義中毒の人の脳は衰えている可能性が高く、脳が衰えてくると自分を客観視できなくなり、他人を許せないという感情を抑えられなくなるという危険性があります。
「過去を美化する行為」を頻繁に行うことは、自分の悪かったところを全部スルーして、良かったところだけを思い出す脳の前頭前野が客観的に自分を見れないという衰えのサインなのです。

客観的に物事をみる癖つけたいところですね。

(正義中毒の対処法)

その方法として、衰えた前頭前野を鍛えるために、いつもの「慣れ」を少し変えることをするのが対処法としては効果的だと言われています。脳に刺激を与えて、衰えないようにすると良いということでしょうか。

まずは、何が自分にとっての「慣れ」なのかを知ることからはじめようと思います。

(終わりに)

私は、人間は歴史・過去から学ぶことができる生き物だと思っています。

※客観的に見られずに自分が立っているポジションが分からないまま、人を蔑むような自分にはなりたくないと心の底から感じることができました。衝突することがやむを得ない場合は、客観的に見た自分の立場を知って、その上で相手にきちんと伝えるように心がけましょう。

会話のキャッチボールがしっかりできるようになりましょう。

※とはまた別のそもそも衝突しないための手段としては、「許せない！」という感情を抑えて、「どうでもいいですよ」という、だいたひかる的な発想を持つことが必要になるということが解決への一番の近道かもしれません。

あなたはあなた、私は私。

攻撃や衝突する必要はそこまでないのかも。。

「人の振り見て我が振り直せ」と、まさにこのことを忘れずに日々の暮らしをしていくことが大切です。